2022 11,29 10:02 |
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ユニットバスを入れ替える時は、ほとんどの方へ洗面・脱衣所の工事もお勧めしています。
ほぼ脱衣兼洗面所になっているので、お風呂場だけがきれいになるのはもったいない! お風呂場の出入口も少し壊して新しくなるので、お金は多少プラスになるけれど、せっかくだからこの際、きれいにしちゃいましょう! 洗面台まで新しく出来ると一番いいのですが、そこはお客様の考えと予算との兼ね合いです。 無理には取り替えを付け加えることまではしませんが、お風呂と同じくらいの年数が経っている場合は、洗面台も取り替える方がいい場合もあります。 お風呂場だけが新品の別世界~なんて… どうしても新しくユニットバスに入れ替える時は、ほとんどお風呂場の出入口を壊すことになるので、出入口部分の仕上げをさわるからです。洗面所側の内装材も新しくするのです。 正直、壁の一部分だけの工事なので、メーカーではお風呂場出入口の壊した部分だけを補修するキットなども出ていますが、(失礼ながら)やっぱり取って付けたような出来上がり… お風呂の中は新品でピカピカなのに、洗面・脱衣場は古いまま…では、もったいないです。 当社の場合、一部分の壁補修だけでなく、ほとんどの工事では洗面所の内装仕上げまでやり替えるので、洗面台を一旦外し、床材や壁材をすべて新しくします。 そうしないと、床材や壁材がつぎはぎになって、格好悪いからです。 使用するにあたっては特に問題はないのかもしれませんが、お風呂場だけピカピカで洗面が古いままだと、意外と古さが目立ったり、数年後に洗面台を取り替えるとなった場合、このつぎはぎ部分が出てきて、「なんじゃこりゃー」ってなることがあるからです。 こんな感じで、サイズが変わってしまうと、床材が貼られていなかったり、上貼りしているときは前の素材が見えてしまって、あまり格好のいい仕上がりにならないからです。 (このお宅は諸事情により別の会社様で床材を貼り替えたばかりだったので、洗面台の入替ですが床材はそのままで、奥行きが短くなった部分は出来るだけ目立たない柄で補修する形にされました) このようにならないためにも、出来るだけ同時に周辺の工事も併せてされることをお勧めしています。 工事前の洗面所 いったん洗面台も洗濯機も撤去し、内装をやり替えます 洗面台の横の壁パネルも新しいもの(濡れても大丈夫なセラールパネル)に取り替え、背面の壁にも補強のために板を増し貼りました。 内装が新しくなったところへ、元に戻します 肝心な、お風呂の出入口側(工事前) そして工事後の出入口側 壁紙も出入口側の面だけ柄入りのクロスにしました。 前面同じ柄では単調になるので1面だけは替えたかったのと、ちょうどアクセントにしたこの面の反対側が洗面の鏡の部分になるからです。 鏡に映る壁面が黒いと、ヘアセットの際に髪の毛が見えないと言う意見があり、なるほどそうか、セットの時に邪魔になる色柄はダメなんだと気づかされました。 それで鏡に映る面は明るい柄を入れることになりました。 こんな感じで、鏡に映る壁紙にも気を付けないといけないですね。 今回のこだわり… 今回は天井にも目を向けて、デザインしてみました。 いつもなら天井は白っぽいクロスなのですが、それじゃ面白くないねーと、壁と天井を同じもので仕上げることに。 真っ黒になるんじゃないか?と心配されましたが、黒っぽさはほとんど感じられません。 床が白いのと、洗面台や洗濯機乾燥機が白いため、照明の明かりが反射してちょうどいい具合になるのです。 洗面台や洗濯機などが別の色だとこのような仕上がりにはならないので、空間全体を考えての色決めは重要です。 トイレの扉だけが前の物のままなので少し残念ですが、シックだけでなく、大きな花柄を入れたことで、ラグジュアリー感も出ました。 洗面所兼脱衣場なのに、ここだけちょっとゴージャス…(笑) たまたまですが、ユニットバスの1面アクセントパネルの柄と、洗面所の壁天井クロスの柄が似たようなものになっていました。 狙ったわけではないのですが、床材を最終的に決めたときに濃い色のクロスを変更したらこの仕上がり。 偶然ですが、狙ったかのようなまとまりになっていました。 (色の系統を合わせるのは大事ですね) 工事は完了していますが、トイレのドアだけ替えていないので、古さが目立って気になっているので、こちらのドアも交換しようかと現在検討中です。 ★オマケ★ コンセント、わかりますか? 壁紙の色に合わせて、黒いプレートにしてみました。 ちょっとブレてますが… スイッチプレートの表示w ズバリ文字だとげんなりだなぁと思い、遊び心でピクトグラムにしました。 ちょっと絵は小さいですが、文字よりはカッコいいかな? (「換気扇」の文字が浮いているので、早く取り替えたい…) 新しくするところ、そのまま残るところ、全部取り替えられるのが理想ですが、そのお宅ごとにいろんな事情があるので、出来ることとそうでないことを話しあい、どこまでどんなことをするのか、出来るのか、総合的に考えて検討するのが大事ですね。 それだけ考えるとなると、やはり時間もかかります。 使い勝手やデザインだけでなく、お客様の生活スタイルや予算の中でいろんな提案が出来ればと心がけています。 人生でそう何回もしない大切なリフォームだから、面倒がられても、じっくり時間をかけて、お客様といろんなことを一緒に考えていきたいです。 【すまいの設備】 トサヤ設備工芸株式会社 電話(06)6713-2666 PR |
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2022 11,28 14:46 |
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築40年近になるマンションのユニットバス入れ替えです。
これまでに水栓の交換と、シャワーバーを取り替えていましたが、古くてお湯がすぐに冷めてしまうことや、なにかと使いづらいので今回は思い切っての入れ替えです。 TOTOとLIXILでかなり悩みましたが、浴槽の大きさでいくと、LIXILがちょっとでも大きく取れたので、柔らかさが特徴の“ほっからり床”は諦め… 左・工事前(TOTO製) 右・工事後 LIXIL リノビオV 断熱浴槽とサーモフロア(あったか床)で、これからの季節、もう寒くありません。 鏡も横長の大きなサイズにしたので、狭い空間も広く見えます。 実際の入浴の時は、鏡がいい感じに曇るので、気にしていた裸体は意外に見えません(笑) 狭くなるかなぁと言いながら、カウンターも取り付けました。 風呂いすを置いた状態でも、意外と邪魔にはなっていません。 洗い場で椅子に座って体を洗う、風呂桶を使ってタオルを洗ったりするときも便利です。 しまえるカウンターなので、立ってシャワーを浴びる時や掃除のときはカウンタを外して、壁にペタッとかけられます。 取り外しも楽なので、なかなかいい感じです。 以前は出入口に段差があったのですが、新しくなったユニットバスでは、段差もすっかりなくせました。 工事前(浴室側から脱衣場を見たところ) 工事後 ほぼ出入り折戸の枠のみです。 パッキンがしっかり立ち上がっているので、入浴中にシャワーを使っても外には漏れません。 (ただし、ドアを開けっぱなしにしてのお掃除は、パッキンを超えてお水があふれてしまうことがあるので注意です) 床材も水切れがいいので、拭き上げなくても、換気扇を回しているだけで割と早く乾きます。 TOTOの“ほっからり床”の柔らかさには負けますが、それでも今までの床材よりも冷たさは感じにくくなりました。 浴槽の断熱もよく効いていて、温め直しがほとんどいりません。 今までは入浴中でも沸かし直ししないと浴槽の底から冷たさを感じていたのですが、新しくしてからはずっと温かく入れます。 翌朝残り湯に手を入れても冷たくないので、残り湯をお洗濯に使っても洗剤がよく溶けそうです。 今回、L型の手すりが意外にいい仕事をすることに気づきました。(今まで何件と手すり工事をしてきたのに、ですょ…) 浴槽に出入りする時などに危なくないように、と言うことで考えられていますが、それよりもお風呂掃除のときにこの手すりをつかむことで、楽に浴槽の掃除を出来ることが分かりました。 浴槽の中を洗ったり、壁を拭いたりするときにL型手すりの縦や横をつかむと、安全で取っても楽なのです。(意識しなくても、自然と手が出ていました) 失礼ながら今までずっと高齢者向けのものだと思っていましたが、バリアフリーだけではなく、これぞユニバーサルデザインなんだなと感じました。 「手すりなんて年寄りじゃないからいらん!」と言われることが多いですが、老いも若きも、ぜひ万人に利用してもらいたい、恥ずかしながら今更に新しい発見があった手すりでした。 今回の工事では、今まで気に留めなかったことに気づきのある現場でした。 |
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